歴史の継承と新たな世代。世續茶屋

2017/Shop

京の3閣と呼ばれる銀閣寺(慈照寺)は、室町幕府8代将軍足利義政が造営しました。その足利義政がこの地に連れてきた家来の一人、その子孫がこの世續茶屋を始めたそうです。今では創業100年以上となる世續茶屋は銀閣寺の参道で一番最初に出来た茶屋で、唯一銀閣寺の敷地に隣接して建つ茶屋でもあります。
クライアントとは友人を通じて出会い、年齢が私と近く、まだ若いクライアントは、新たな世代としてこの先も老舗を守るための新たな営業方法を模索していました。
そして、看板商品の茶そばは経費がかかりすぎるため、うどんメインのメニューにシフトし、店舗はセルフ方式の営業スタイルとするため大きく舵を切りました。
私たちはクライアントと一緒に、セルフ方式の店舗について研究し、銀閣寺の参道で初のセルフ方式のうどん店を完成させました。昔ながらの自慢の出汁は親から子へと受け継がれ、その出汁で作る美味しいうどんは、観光に忙しい人々に素早く提供されます。
店が新しくなり、営業スタイルが変わっても、建物に刻み込まれた"歴史"や、守られてきた"味"は新たな世代へと受け継がれてゆきます。

DATA

竣工
2017/10
用途
飲食店
構造
木造
階数
2階建て
企画
意匠
アリアナ建築設計事務所
構造
施工
志水工務店